さび止めペイントの特性
さび止めペイントの種類
錆止めにも、様々な特性、色があります。一般には、オレンジ色の錆止めを多く目にしますが、実はもっと多くの種類があります。仕上げの色に合わせて、錆止めの色の近い色を選ぶ傾向にあります。
代表的な錆止めは、以下のとおりです。
一般用さび止めペイント
特徴、用途
使用する錆止め塗料が限定されていないので、隠蔽力も大きく、普遍性、経済性に富む、軽量鉄骨、その他一般用鉄鋼製品等に使われる
鉛丹さび止めペイント
特徴 用途
鉛丹をさび止め顔料とし、耐候性が優れている。橋梁、大型鉄鋼構造物、プラント等に用いられる
亜酸化鉛さび止めペイント
特徴 用途
亜酸化鉛を粉末と別に調合した塗料液とに分けて1対としてある。使用の際に両者を混合し、混合後30時間以内に用いる。橋梁、大型鉄鋼状動物、タンクなどの用いられる
塩基性クロム酸鉛さび止めペイント
特徴 用途
塩基性クロム酸鉛をさび止め顔料とし、大気汚染による硫化黒変が少なく、多少のサビがある面に対する防食性が良い。大型鉄鋼状動物(鉄塔、建設物)などに用いられる
シナナミド鉛さび止めペイント
特徴 用途
シナナミド鉛をさび止め顔料とし、比較的比重が軽く、作業性が良い。
大型鉄鋼状、船舶等に用いられる
シンククロメートさび止めペイント
特徴 用途
シンククロメートをさび止め顔料とし、フタル酸樹脂ワニスに分散する。亜鉛、アルミニウムなど非鉄金属に対する付着性が優れている。 主に軽合金製の物品、鉄鋼製品に用いる
塩酸カルシウムさび止めペイント
特徴 用途
塩酸カルシウムをさび止め顔料とし、ワニスで分散する。白色及び淡彩のさび止めで亜鉛めっき鋼材に対する付着生、防食性に優れている。亜鉛メッキ製品に用いられる