アドバイス
アドバイス
屋根塗装、外壁塗装は同時に行う
可能な限り、屋根塗装と外壁塗装は一緒に行ないましよう。 理由はいずれか一方を行なう場合にも、足場を組み、養生(汚れが周囲に飛散しないようにビニールで覆うこと)をする必要があります。
屋根の塗装と外壁の塗装を別に行なうと、各々で足場、養生しなくてはなりません。 ご自宅の大きさにもよりますが、20~30万円が掛ります。一緒にやることによりこの費用を節約できます。
新築の場合、第一回目の塗装は10年以内に
傷みが激しい場合、下地処理からやらなければならないので費用が余計に掛ります。 傷みが少ない時期からメンテナンスを行った方が長期的に見て安価に行なうことができます。
また、特にサイディングの場合最近1色ではなく少しずつ異なる色を組み合わせたデザインのものがございます。 傷みがあまりないような場合は、透明な塗料で対応できますが、そうでない場合はこれが使えず1色になってしまい、単調な仕上がりになってしまいます。
相見積もりは、最大でも5社程度まで
相見積もりは、見積もりを他社にも出していることを告げて最大5社程度(弊社は3社を推奨)にお願いする。
相見積もりは、必要ですがあまり多くの塗装業者に依頼すると結局混乱してしまい決められなくなります。また、塗装業者からの確認の電話、そして、最終的に決定後お断りの電話など管理が煩雑になり過ぎます。
職人さんとコミュニケーション
大掛かりな工事の際は必ず仮設トイレの設置から始まりますが、塗装工事は10~14日と短いので設置しません。 いくら期間が短いとはいえ1日の大半を現場で過ごすので、必ず何回かは必要になってきます。
近くに職人さんが使えるようなトイレがあればよいのですが、できれば施主様のトイレをいつでもお使いください と最初から声を掛けた方が無難です。
アレルギー
ご家族にアレルギーをお持ちの方が入り場合塗料を水性にしてもらいましょう。 油性(溶剤)は匂いが強く、窓を閉めていても完全に防ぐことはできません。 耐候性は若干弱い傾向にはありますが、やはり家族の健康が最優先と思いますので。
塗装面積の概算
『1㎡当たり●●円はわかった、けれど自宅の塗装面積がわからないので概算金額も出せません。』は、よくあることです。 正確な数値は、現地調査に任せるとして、本当の概算で算出する方法は以下の通りです。
外壁:ご自宅の外周(総二階の場合)*5.4(1階で2.7m)
屋根:床面積(総二階の場合)* 1.3
図面がある場合は、業者に図面を渡した方が簡単で確実です。上記の計算は、図面がなく本当にざっくりとした数値をつかむためのものとご理解ください。 図面は大概は縮尺が1/100が多いので実際にスケールを当てて測るのが一番簡単な算出方法です。その際、開口部(窓やドア等塗装を必要としない部分)を引く事をお忘れなく!
インターネットで得た知識は万能ではない
何軒か塗装業者さんに話を伺った際に共通しておっしゃることは、『お客さんの知識レベルが数年前より格段に上がっている』と口をそろえて言われます。
最新の塗料の情報を塗装業者より詳しかったりもするそうです。ただ、ネットでは教科書通りの事しか書かれていないので現場での施工方法との間に違いがあることもあります。
知識を得ることは必要ですが、だからといって施工現場であまりにうるさい口出しは考えもの。事前の打ち合わせでチェックする項目を決め、報告を受ける程度にしておいた方がスムーズです。
この方が、お互い気持よく仕事が進められると思います。
理想的プラン
リフォーム業者のテキスト(積算資料ポケット版リフォーム2010)に書かれていることを抜粋してみました。お客さんには、関係のない項目の含まれていますが、塗装業者の『手の内』を見ることにより、今はどの段階で次に何をするのかが一目瞭然となり、塗装業者が基本通りの仕事をしているかが簡単にわかるようになります。
リフォームは個別工事の特性により、確認項目は若干異なりますが、大枠は変わらないとお考えください。当サイトでは、屋根工事、外壁工事について掲載します。
屋根工事の進め方(塗装業者のマニュアル)
外壁工事の進め方(塗装業者のマニュアル)