塗装に必要な建築の基礎知識
塗装に必要な建設の基礎知識
最低限、塗装をする際には家の各部分の名称を覚えておいてください。塗装業者との打ち合わせ時に知らないと『素人で何も知らない』ということが分かってしまい、『扱いやすいお客さん』と思われてしまいます。
難しくはないので、数点覚えておいてください。塗装の見積書をもらったときは各部位の塗装が含まれていることを確認する事が必要です。この見積書に入っていない場所は塗装しない(別価格)と思って真剣に確認することをお勧めします。
1)破風板破風板(はふいた)とは、切妻屋根の山形になっている部分に取り付ける板のこと。台風などの雨や風、近隣火災による炎の進入を防ぎ、住まいの構造体を守ります。また、垂木(たるき)とともに重たい屋根を支える重要な役割をしています
錆や老朽化がないので10年くらいは使用可能、外壁、屋根等と同時の塗装することが望ましい。
2)軒天井
軒天(のきてん)とは屋根の裏側の外壁から外側に出ている部分のこと。
その部分に仕上げの板材を張ってできた面を軒天井という。、軒先から外気を取り入れる棟換気や妻換気のシステムを採用する場合には、必要となる。
3)鼻隠し
鼻隠し(はなかくし)とは、垂木の先端を横につなぐ部材で、垂木の端を隠すことからこう呼ばれる。風雨から屋根を保護するために付ける化粧板。雨樋を支える金具の打ちつけてある箇所といった方が分かりやすいかもしれません。
4)水切り
水切り(みずきり)とは、サッシ回り、窓台、壁と屋根の境目などに水が浸入しないように金属の板を入れ、浸入してきた水を外部に導くのが水切りの役目。銅板やステンレス板が使われる。
この他、おなじみのものに、『雨樋』、『雨戸』、『戸袋』(雨戸を収納する場所)等があります。部位を表す用語は、もちろんたくさんありますが、塗装業者との会話で必要な用語はこれぐらいで大丈夫です。
最低之ぐらいは、覚えておいてください。