大規模修繕中間マージン
大規模修繕の中間マージンとは
上図は大規模修繕の発注ルートを示したものです。
青の矢印は、中間マージンが発生するルート、複数の会社に仕事がそのまま、『丸投げ』されます。 『丸投げ』とは、仕事そのもの全てを『下請け会社(協力会社)』に任せる方式です。
ただ、無料で仕事を依頼するわけもなく、『横流し』しただけで実質何の仕事もしませんが、一定の利益を確保します。これが、『中間マージン』と呼ばれるものです。
上図をご覧になれば一目瞭然ですが、経由する会社の数が多くなればなるほど、『中間マージン』が増えていくことになります。よく建築では、●次請けという言葉が使われます。
●の数字が経由する会社の数になり、この数字が大きいほど中間マージンが多くなります。
大規模な建設等は、施工が多岐にわたり大手建設会社のような様々な種類の施工を調整して進める総合力が必要とされ、『下請け業者を束ねる』必要がありますので、『中間マージン』は調整費用としてのいわば、必要悪 と言えなくはありません。
ただ、『収益マンション大規模修繕』のように修繕のみを行う場合、大手建築会社の総合力、調整力は必要ありません。子会社を束ねて施工にあたる必要がなく、1社に任せることが可能です。
こういった現状から、『丸投げ』が可能なのです。
この構造がわかった場合、対応は簡単です。
大手建設会社が『丸投げ』する『下請け業者』に直接発注すればいいだけです。 当サイトは、その『下請け業者』(当サイトでは、paretner業者、以後このように呼びます)複数を紹介、見積を提供します。
価格的には、『中間マージンカット』でメリットがあることが、お分かり頂いたとおもいますが、次に心配になられるのは、企業規模と思います。
確かに、当サイトのpartner業者さんの会社は、社員(職人)が10数人、資本金1,000万円位が標準的です。万が一の事を心配される方もいらっしゃると思います。
その心配とは、施工後将来的に、瑕疵、不具合が発生した場合、修繕ができるかです。その会社自身がない、又は対応しない 場合は管理組合としては、他社に依頼するより他に無く別途費用が掛かるので困ります。
これは、『箇所保険』を掛ける事で、このリスクを回避することが出来るのです。 詳しくは、『瑕疵保険』をご覧ください。
簡単に、瑕疵保険を説明すると、以下の機能を含んでいます。
1)施工前、一級建築士が工事仕様書を確認
2)施工完了後、工事仕様書通り施工できたかを現場に来て監理
3)大規模修繕完了後、瑕疵発生時、施工会社がない、対応しない場合、約款に則り保険金を支払う
これらの機能を使い、2重にリスクをヘッジすることができます。