添加剤の代表例と効果
添加剤について
塗料は、『溶剤』、『硬化剤』、『顔料』、『樹脂』、そして『添加剤』より出来ています。 添加剤は、塗料自信の安定性の向上、作業性の向上、塗膜性能の向上を目的として入れられています。
添加量は微量又は少量であり、必要以上に過多になると塗膜の耐水性を劣化させ、ハジキを発生するので注意が必要である。
分散剤
塗料の製図工程で顔料の分散を助成する。塗料の貯蔵中、顔料の再凝縮を防止する。
湿潤剤
製造工程中および貯蔵中で顔料へのビヒクルの親和性を向上させ、分散剤の働きを助成する。
消泡剤
発泡を防止し、また発生した泡を消すことにより、製造工程の作業をしやすくし、塗装作業中の塗装のピンホールを防止する。
増粘剤
塗料の粘度と流動性を調整して、製造工程の作業及び塗装作業性を向上させる。塗料の貯蔵中の顔料沈降を防止し、使用直前のかき混ぜによる均一化を容易にする。塗装作業中のタレを防止し、多孔質の素材への浸透を防いで塗膜の肉持ちを向上させる。
可塑材
建築用内壁用の酢ビエマルションペイントに添加する。塗装後の製膜性を改良する。塗膜に柔軟性を付与する。
防腐剤
塗料の貯蔵中の容器内での腐敗を防止する。
防カビ剤
塗料の貯蔵中の容器内および塗膜面の経時的なカビを防止する。
凍結防止剤
貯蔵中の低温凍結によるエマルションの破壊を防止する。