用語集
用語集
二液性塗料とは
二液性塗料とは文字通り、2種類の液を混ぜ合わせて使う塗料で
主剤と硬化剤より構成されます。 二液性の方が一液性よりも塗膜が強固、緻密なため長持ちするが、混ぜ合わせると、硬化が始まりそれが早いので、素早く塗り終わらないと途中で固まってしまいます。 お客さんにとり、長持ちする良い塗料ですが、職人にとっては扱いの難しい塗料、腕の良い職人でないと対応ができません。
シ―ラ―
溶剤系(油性)の下地用塗料、水洗い後塗料の塗る面に塗料が剥がれないようにする接着剤のようなもの。 通常、下塗り、中塗りと2回行なう。 悪徳業者がコストを下げる為に中塗を抜くのが典型的な手口、この場合塗装完了後にはわかりませんが数年も立つと剥がれなどの早くも劣化が出る場合がある。
鉛筆硬度
鉛筆の9H(硬い)から6B(軟らかい)までの記号を使って硬さわ表す。特定の製品『UNI』が標準として使用される。
黄変
塗膜の色が黄味を帯びること
重ね塗り適合性
同一の塗料を塗り重ねたときに塗装状の支障が怒らず、正常な塗膜が得られるための塗料の性能
皮張り
容器の中で塗料表面が乾燥して不溶性の被膜を張る現象。容器が十分に密閉されていなかったり、少ない量で保管した場合に起こりやすい。
乾燥ひび割れ
塗料、塗材が乾燥するときに収縮によって発生する割れ
鏡面光沢度
面の入射光に対し正反射する割合。面のつやの程度を表す。
曇り
塗膜のつやがなくなること
ケーキング
容器の底に沈殿した顔料や樹脂が凝結して容易に再分散しない状態のこと
ゲル化
塗料が凝結してゼリー状になる現象
硬化不良
塗料の乾燥不良、反応不良などによって正常に硬化していない状態
固化
塗料が固まって塊状になること
彩度
色の鮮やかさの度合い
色差
色の差異を数量的に表したもの
色相
赤、青、黄のように、それぞれ区分させる色合い
透けムラ
下地または下地材が透けて見える現象で、その透け方が不均一な状態。膜厚が不均一である場合に起こりやすい。
層間剥離
層状の構造の中で、層と層の間で剥がれが生ずること
造膜不良
塗料が正常な塗膜を形成しない状態を示す。寒冷地でエマルション系塗料を施工して場合に起こる割れが代表的な現象。
退色
色があせる事
耐水白化
耐水性の悪い塗料が白く変色すること。塗膜に水分が侵入することにより生じる。
タック
塗膜表面のべたつき、粘着性。
チョーキング
チョーキングとは、紫外線などの影響により、外壁などの塗膜の劣化が進み、触ると手に白い粉がつく状態のこと。
太陽光、日射、紫外線、雨や風などにより、外壁などの仕上げの塗膜から、劣化粒子が分解・離脱し表れる現象で塗り替えの目安になっている。 しかし、これはかなり劣化が進んでいる状態なので下地処理が必要な場合もある。 安価に済ますためには、これより以前に塗装をすることが必要である。
タッチアップ
塗装した後足場つなぎ跡などの塗り残し部分を塗装する部分補修のこと。
沈殿
顔料が貯蔵中に沈降して容器の底に溜まること。かき混ぜると容易に均一化する。比重の重い骨材などが入ってるものに起こりやすい
つやびけ
光沢が低下すること
つやムラ
塗装面の光沢が不均一になる状態。下地に吸込み差があったり、塗布量不足、膜厚が不均一である場合に起こりやすい
テール
エアレス塗装の際にチップ、吹き付け圧、粘度調整が悪いとスプレーパターンの両端に太い線が生じる現象。
ドライアウト
セメント系塗材を施工後、急激な水分揮発が生じた事によるセメントの買うか不良
流れ、たれ
塗料を垂直面に塗ったときに、塗料が部分的に下方に流れてツララ状になる現象
にじみ
塗装中の着色顔料の一部が分離して浮き出ることにより、本来の上塗塗料の色と異なる色となり仕上がりが不均一になる現象
剥がれ
塗膜の付着力が低下して剥がれること
白華
セメント系塗材の表面に析出した白粉状の結晶、エフロレっセンスともいう。セメント軽素材を気温が低い条件で施工した場合に起こりやすい
刷毛目
刷毛塗りで、刷毛の跡が凹凸の線状になって残ること
はじき
塗装したときに塗料がはじかれて塗膜に点状のくぼみを生じる現象
ピンホール
塗装直後に塗膜に針で突いたような小さなアナができる現象
吹きムラ
模様の大きさ、形状、パターンが一様でない状態。下地に吸込み差があったり、材料粘度、塗装条件が不適正である場合に起こりやすい
膨れ
塗膜にできる膨れ、水分・溶剤などの揮発成分を含む面に塗ったとき、または、塗膜形成後に下地からの蒸発・水分などが原因で起こる膨れ
腐敗
カビやバクテリアによって塗料が腐ること
ぶつ
塗料中に混入した異物やゴミなどが塗面に小さな突起として生じる現象
ブラッシング
塗料の乾燥過程で起こる塗膜の白化現象のこと。高温条件や乾燥が早い塗料に起こりやすい。つやあり塗料ではつやが低下する。
ブリード
塗料が塗装した時に、塗料成分の一部が分離して浮き上がってくる現象。
へこみ
塗面にできる椀状のくぼみ
ヘヤクラック
髪の毛程のごく細かい割れのこと
変色
元の色と異なった色に変化すること
ミスト
塗料をスプレーで吹きつけたときの噴霧粒子。養生が悪いと周囲に飛散して乾燥して粒子が粒状になって残る現象。
明度
色を比較して、明るい色と暗い色の様に明るさの度合いを示す言葉
メタリックムラ
メタリック塗料のアルミニュウム粉やブロンズ粉などの金属顔料が浮き沈みの流れによってムラやまだらに仕上がった状態。希釈や塗装方法が不適正の時に起こりやすい
ゆず肌
塗面がゆずやオレンジの表皮のような凹凸のある状態になる現象。オレンジピールとも呼ばれる
リフティング
塗料の乾燥過程で、塗膜にできる波状のでこぼこ。上塗り塗料の溶剤が下塗りの塗膜を膨潤させて生じたり、下塗りの塗膜の耐溶剤が良くない場合に生じる
レベリング
塗った後、塗料が流動して、平らで滑らかな塗膜になる性質
わき・あわ
塗膜表面にできた気泡。小さく膨れ、へこみ、穴となって残る
割れ
塗膜に裂け目や割れ目が生じた状態
VOC
揮発性有機化合物のことVolatile organic compoundの頭文字をとってVOCとも呼ばれる。
足場ムラ
足場の影の部分や吹き継の際に塗布量不足により色ムラや模様ムラになった状態
糸引き
塗装をスプレーで吹き付けた時に、蜘蛛の巣のように